2013年8月29日木曜日

セブ島へ ギマラスでのもの作り

今月の新作はTシャツです。
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今月はセブ島へ。スキューバダイビングをしに来ていた姉に会う。それからファッション業界を覗く。

姉とはボホールへ。久しぶりだったから積もる話が沢山!
 本当に人との出会いに恵まれています。
姉が日本に帰ってからはフィリピン人の友達に連れられセブ島のファッションスクールにお邪魔し、撮影現場に立ち会ったり
アーティストの集まるカフェでアーティストや作家の人と話したり
フィリピンと日本の架け橋をしている日本人の女性起業家の方に会ったり(ギマラスで作ったファーストサンプルを持って行って見せる。)
もちろんナイトライフもチェック。
ギター工場でお土産のギターも買い。

ビーチに一回も行かなかったけど(爆) 充実した4日間だった。仕事に繋がっている部分が大きいので満足。

普段は相変わらずオフィスに出勤しジャイカに提出する書類を作っている。
この7、8月は書類作りで終わる。
早くデザイン画書いたり 次のサンプルが見たい!
 
 ところでここではやはり物作りが遅い…。何かしら言い訳があるのね。
病気だから作れない、今は他からの注文の品を作っているから作れない、材料が足りないから作れない…。
こちらも締め切りがある訳ではないのであまり急かす事もせず。しかし待っていても2年間終わってしまうので、あちらの言い訳をこっちの努力でつぶすしか無い!と思い
材料をこちら側で買い付けて、メーカーのコミュニティーに提供する事に。
 で、材料を作っているコニュニティーに行く。はるばる40分ほどかけて…
そしたら値段を調べるからまた後で連絡する、との事。値段を知っている人が今いないから、と。(え、他の人は知らないの?)
 そしてセカンドサンプルを作る為にそのロープ状の材料が何メートル必要か調べる為にまたメーカーのコミュニティーに行って聞かなければ。
日本だったら電話で聞けば確実な情報が得られるけど、ここでは人が適当な事を自信満々で言うシチュエーションが多いから、作った人に直接会うのが得策なのだろう。
(例えばデパートに行ったら、私の同じ質問に対して店員さんそれぞれ全く違う答えを自信満々で笑顔で答えてくれます。間違い/正しいっていう問題よりも笑顔や人当たりの方が重要なんだろう。)
 
 本当に、先進国のようにシステム化していない。いつでも電話に出て いつでも社員が商品の基本情報を把握していてお客様に正確に伝えられる。その事がどんなにすごい事か。
ここでは人々は何をするでもなく、そこらに座っている。つまり時間だけは、ある。
商品を売る事に日本ほど情熱が無いのかな?「みんなで情報を共有しようよ、注文にはいつでも答えようよ!」 っていう発想は無いのかな?

でも、みんな良い人達なので否定をするつもりはない。
やっぱり国民性なのかな。

とにかく私が 動く&把握する&指示するを毎日続けなければ。
何が彼らの動機付けになる…? やっぱりお金か?

2013年8月12日月曜日

2週間 色々な事があった

この2週間も怒濤のように色々な事があり。

私の活動そのものはあまり進んでいないように見えるけど毎日色々な予定をやりくりしながら走っています。

ジャイカに送る資料を作り投函
英語の履歴書を作って提出したり(ちょっと必要だった。その話は後ほど)
風邪でダウンし、フィリピンで2度目の憂鬱(職場では集中できず家では泣き続ける)を乗り越え
初めての美容院はホストマザーと一緒に
ここの地域で活躍するデザイナーの方々やデザイナーの卵と会ったり
初めてのナイトライフin イロイロ、
初めての「栄養教育月間」は同日に2件のお宅にてコスチューム作りの手伝い。
誕生日パーティーへのお呼ばれは計3回。バーベキュー1回。
とある日は1日に2グループ、職場に友達が会いに来たり
早朝のマラソンイベントに参加したり
 
…家では洗濯、料理、英語の勉強もやりながら。

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色々あったのに、ふと自分の活動が進んでいない事に愕然とし落ち込んだ。
問題は自分の不器用さにあるなと思う。ジャイカに提出する書類に異常に時間がかかる。
自分のここでの理想の姿ってどんなだろう。
何が一番大切?
「人の為に」と思えば思うほど 身近にいる人からのお誘いや助けたりする事を優先して
そうしていると気がついたら時間が無くて 活動自体は進んでいない…そんな状態。

外人としてこういうアットホームな国にいると、周りからのお誘いが本当に多い。
そこに顔を出す事が愛情表現・感謝の表現だと思いそうしているし、純粋に彼らと時間を共有したいと思うが…
こういった人付き合いの積み重ねが本職にうまく繋がる事を信じよう。
ありがたい事に、私はここで素敵な人に沢山会ったからそれを大切にしたい。
 ワクワクを発信し、共有しよう。「この島のこんな未来を一緒に作って行こう」って。
人と会っている時間を無駄にしないように。

ボランティアなんていうけれど、
私はここで 人として大切な事とか支え合う事とか 分け合う事とか 寛大さとか
とにかくフィリピン人から学んでばかりで…私から提供できているものはあるんだろうか。
meant to be. 確実に言える事は、私の人生においてここでの2年間は必要だったという事。

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大きな視野、長いスパンで考える視点。
残り19ヶ月。その間に私が一番やりたい事はなんだろう?
残り40年。私の人生。この27〜29歳、フィリピンでの2年間をどういうものにしたい?
世界から見た私、ここで一番アンドウミヤコを有効に活用する方法は?
長い歴史の中で、とある日本人デザイナー2013のフィリピンでする役目は?

色々考えて、何か目標を作ってみても 
不器用な私は、その時その時の自分の情熱に左右されている感がある。

Q. いくつのコミュニティーで新しく継続可能なプロダクトを作る?
 A. 最低4つ。マーケットを増やす。最終目的は彼らの生活の豊かさ向上。もしかしたら金銭面だけでは無いかもしれない
Q. 多数の人に私のスキル、知識をシェアする
 A. イベントを開催しよう。
お祭りの時にタオル(Tシャツ)デザインコンテストを開催し、優勝者の案で製品を作ろう。
子供や大人が参加できるセミナーや絵画教室、アートイベントを開催しよう。

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ペイントイベント みたいなのできないかな?
みんなで絵の具まみれになって遊ぶ みたいな。
 色で遊ぶワクワクを 特に子供に味わってもらいたい。
それか、アートで遊ぼう みたいなイベントとか…。
視点、考え方ひとつで 普段見ているこの世界がどんなに違って見えるかって事を感じてもらえないかな…。

私の敬愛するオノヨーコなら ここで何をするかな…。