2013年11月1日金曜日

ストレス、28歳の誕生日、大切な事

私のストレスは思った以上に膨れ上がっていて私の体は悲鳴をあげた。もう耐えられないよって。

「ストレス」っていう言葉を頻繁に使うのは私のしたい事では無いが、どうしようも無くなっていた。

心配事が多くて、でも活動も思うように進んでいなくて出すべき書類も終わっていなくて
デジタル一眼のカメラもアイフォンもなくし、私の浅さが原因で大金を失う事件もあり
でも前から予定していた旅行の日にちは迫りプラン作りは不十分…

心が窮屈になって、それでも終わらせたい仕事が沢山。
時間が惜しくて夜遅くまで起きて朝も早く目が覚めてしまう。眠れないのだ。
睡眠不足で体も意識も疲れていた。それでも自分で決めた事はしつこく続けるたちなので毎日朝晩の英語の勉強やギターの練習はスキップできない。


ある日激しい腹痛で深夜床に転げ落ちた。
一件目の病院のベッドで点滴を受けながら眠りに落ち、目が覚めた時に思った事は、
「ああ、やっと眠れた…」だった。

腸チフスと急性胃炎と診断され入院した。腸チフスと診断された原因は、単に私が以前腸チフスの予防接種を受けたからじゃないかと疑っている。体調不良のメインの原因は神経性胃炎だと思う。 
退院後も胃は悪化し、家のベッドの上で猛烈な吐き気と戦い夜は唸り声をあげ、ただ眠り意識が無くなる事を祈っていた。
そしてより精密な検査の為マニラに移動。歩く事もままならない状態で飛行機なんか乗れるのかと思ったけど、イロイロ空港(私の任地から一番近い空港)に着いた途端病状はよくなる。

マニラでは病院で検査の後、処方された薬を飲みきるまでマニラのJICAドミトリーで療養。
あんなに沢山日本語の活字を湯水のようにざぶざぶとあびるように読みふけったのは久しぶり!漫画、小説、自己啓発本の類、ビジネス本…
日本の本に浸かる事。なつかしい昔の習慣。
ソファーで読みふけり、うたた寝し、食べ、また読み…
その合間にソファーからマニラのビル群を眺め、自分の心がどんどん癒されている事に気がついた。
自分の心がぱさぱさになっていた事にもやっと気がついた。
こんなにも、自分はもろいという事に。7ヶ月海外で生活する間、自分すら気がつかない部分ですごく踏ん張っていたんんだろう。それから誕生日に家族や大切な人に会えず、病院で過ごした事。その事がこんなにも私にダメージを与えるなんて予想できなかった。
外国で毎日英語を使って、好きなデザインの仕事できるなら なんだってへっちゃらって思っていた私は 自分の事を何にも分かっていない生意気な子供だった。
心が平穏である為には、伏目伏目で 自分の基盤になる部分に水を与える事を おろそかにしない事。
例えば自分の誕生日を大切な人に祝ってもらいたいとか たまには日本の本や漫画を読むとか
家族や東京が恋しいと思う事とか 
そういうのってすごく大事な事なんだなって いまさら気がつく。

日本に久しぶりに帰りたい。
You know what? 私はまだ27歳のまま。家族と一緒に安藤家のケーキを食べなきゃ、大切な人と一緒に私の選んだレストランでディナーを食べなきゃ、
私は新しい年齢になれない。

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